今日は私の家づくりの事をご紹介しましょう。
私のテレビを見て頂いた方、私は収納やお片付けをする人!
と思っている方がほとんどです。
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お片付けの本も出したし・・・
本の帯には「お片付けの天才登場」と書かれていますから、
当然そう思われるでしょうが、
私がもっと得意とするのは、
新築やリフォームのプランを作ることなのです。
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私が20歳の時に実家が家を建てることになり、そのプランを考えました。
しかしその頃は、私の周りには女性が建築士という考えはなく、
私も仕事にしようなんて頭に全くありませんでした。
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今に至った経過を全て書くことは無理なので省略しますが、
根っから住まい全般の事を考えることが好きなのでしょう。
テレビで様々なお宅のビフォー・アフターを紹介させていただき、
多くのお宅に伺い問題を解決してきました。
私が多くの方の相談を受けてきて思ったこと・・・
まさかこんなにも家づくりで失敗している方が多いとは!ということです。
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皆様は、こんなにたくさんの方々が
家づくりで失敗しているとは信じられないでしょう。
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なぜなら、家づくりで失敗してもなかなか周りの方に、
「 家を建てたけれど、あそこもここも失敗した。」
とは言いたくないものです。
だからみなさんは余り耳にする機会がないのです。
残念ながら、私が伺うお宅は失敗している方がほとんど。
みなさん、家が完成し 生活がスタートして気づくのです。
「こんなはずではなかった・・・」と。
家ができ、引っ越して一ヶ月経たない方で、泣きながらお電話をしてきた方。
間取りが悪く、不満がいっぱいでストレスがたまり、ご主人に八つ当たり。
ご主人は毎日毎日仕事から帰ってくると
奥さんの愚痴を聞かないといけません。
とうとう離婚話にまで発展。
豪邸といわれるほどの家を建てたのに、誰も招待したくない・・・ ・
不満だらけでイライラするので建てて半年でリフォームした・・・ ・
この家に住むとノイローゼになると、リフォームして一年足らずで引越し・・・ ・
リフォームしたのに遊びにきた友人が気がついてくれなかった・・・
まだまだ多くのご相談がありました。
この事は本当に貴重な経験です。
家づくりで失敗した人や、後悔した方々のご相談を受けてきたからこそ、
こんな家はダメ! だとハッキリ言えるようになったのだと思います。
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そして逆に
住まいとはこうあるべきだ!!!ということが明確になったのです。
私が伺った多くの家。
なぜこの間取り? この収納スペースの取り方は何?
クローゼットが全く足りない!!! このキッチンは何?
と、不思議に思う事が本当に多いのです。
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家事動線も悪く、音の問題もありストレスが溜まる家。
奥さんはスッキリと片付けたくても、片付けができない大変な家なのです。
数え切れない家に伺ってきて、顔には出さないけれど、
情けなくて・・・腹のたつ・・・なんとも言えない気持ちになります。
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なぜ建て主は、このプランで契約したのか・・・
ハウスメーカーや工務店の設計士の方は、
なぜこんなプランを作ったのか・・・
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私はテレビ以外でもたくさんのお宅に伺って、
家具配置や収納のやり直しをしてきたことで、
このような動線は大変!
この間取りは困る!
この収納スペースは出し入れが大変
だと実感しました。
失礼ながら 心の中で・・・・・
「この家を設計した人の顔が見て見たい! また失敗した家の後始末・・・」
とつぶやきながらしたこともあります。
周りからは「まるで駆け込み寺のよう。」と言われたこともあります。
私は多くのご相談を受けてきたことで、家づくりの考え方が完成しました。
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