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もう10年近く前のことです。
あるご年配の奥様からお電話が。
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「このままではいけないとわかっていても、片付ける気持ちにならない」と。
その理由は2年前に娘さんが亡くなられたからです。
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娘さんはお仕事上、別に住んでいらっしゃったので、亡くなられた後、
ご夫婦は娘さんが使われていた家具を全て持って帰られました。
娘さんは、お部屋の中もキレイにされていたそうです。
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ご両親の家の中は、娘さんの家具で南側の窓はふさがれ、日が差し込まないのです。
通路もわずかです。
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ご夫婦は
「部屋が暗いし、先生が置くスペースがないから捨てましょう!
と判断された時のために、今日は夕方にトラックを手配しています。」と。
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そして
「娘の家具を優先して置きたい。私たちの家具は処分してもいいです。」
とおっしゃいました。
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しかしご夫婦の家具も立派なものでした。記念の家具もありました。
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私はなんとか処分せずに、そして狭く感じることなく、使い勝手良くならないかと、家中の家具のサイズを図りました。
そして部屋のサイズも測り…紙に配置を書きました…
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ご両親と私の3人で、家具移動のスタートです。
そしてトラックはキャンセルしました。
処分しなくてすみました。
このご夫婦の心の状態を考えると、今は処分してはいけないと判断しました。
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2年振りに部屋に日差しが差し込んだと喜んでくださったご夫婦。
娘さんの遺影に涙を浮かべながら
「よかった。安東先生に頼んでよかった。」と言って頂きました。
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奥様が私のテレビを見ていた時に遺影を見ると娘さんが
「お母さん、この人に頼んで」と語りかけてきたそうです。
私はそれを聞いて涙が止まりませんでした。
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昨日も捨てるということで記事に書きましたが、
捨てれば解決するどころか逆の事もあります。
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大切な思い出なら写真に撮ったらいいです…という考えもありますが、
捨てたら最後、取り返しのつかないものもあります。
捨てたら買えないモノ‥‥それは取り戻すことができないのです。
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遺品整理・・・突然の死で心の動揺もあります。
そして残された量の多さ、そして片付けに疲れ果て、
捨てるモノと捨てないモノの判断基準がなくなる。
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遺品整理をする残された家族は仕事もある、子どもの学校もある。
早く片付けないと、と焦ってしまう。
そして時間が過ぎ、落ち着いた時に、
「あー あれは捨てなきゃよかった」と後悔。
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親はこう言います。
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「私が死んだら、全部捨てていいからね!」と。
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でも内心は違うのではないでしょうか。
本当は・・・・・・
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「私が大切にしてきたものだけは引き継いでね!」
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と思う気持ちもあるのではないでしょうか。
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実は今日のこの記事、ここで終わる予定で数日前に書いていました。
しかし昨日の記事にも、たくさんの方のコメントをいただきました。
少し紹介させていただきます。
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私も処分して後悔したもの1つだけあります。
今は亡き大切な人が ずーと愛用してた油絵用の木製の画材入れです。
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10数年前に「捨てる技術」という本が流行り
その中に思い出は心の中にとあったので それを処分しました。
◆
公園等で絵を描いている人を見る度に
どうしても画材入れに見入ってしまいます。
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木製パレットだけでも残しておけば良かったと 今でも後悔しています。
画材店に行けば同じ物が手に入るのですが 私が欲しいそれとは違います。
◆
私が欲しいそれとは違います。私はこの言葉に、ジーンとしてしまいました。
◆
またコメントの中に、思い出は心の中にと本に書いてあったと・・・
でも違うのではないでしょうか。
やはり手にとって触れてみたいのだと思います。
◆
昨日の記事のタイトル・・・世の中 断捨離ブームだけど・・・
捨てるモノはよく考えてから!!! 慎重に・・・・・・・・
そしてお時間がございましたら、昨日の皆さまのコメントも是非読んでください!
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毎日コメントの返信が、ご負担になってる~と感じつつ、またこうして感想を書き込みたくなる、内容です。
痛いほど解りますよ・・・たばこの吸い殻を置いたままの人いました。
捨てるタイミングは自分判断ですね!引越しや、人生の節目によく、気持の整理と物の処分ができますが、環境が変わらない時の切り替えは難しいですね。お気に入りは、代わりのお気に入りが出るまで置いて置こうと思いました。
いつも楽しみに拝見しています♪
ちょっと話の方向が違うかもしれませんが。
勿論後悔は先に立って教えてはくれませんね(*´д`*)
でもこのモノが溢れる世の中で、しかもモノにあまり困る経験の少ない私たちの世代には
『もう一度だけ…』と思えるモノ、ずっと心に思えるモノ、また何とか手にしたい気持ち…それ自体が
心が豊なのでは…と感じる時があります。
…二度と手に取れなくても。
☆特別☆
が母の世代よりきっと少ないですよね、私たちの世代(´・ω・`)
今でも後悔というか複雑な気持ちになることがあります。
小さな頃に両親が離婚し私は父の顔を知らずに育ったのですが、ある日写真の整理をしていたら知らない男性の写真を見つけました。
母に聞くと「あんたの父親だよ、まだ写真なんてあったんだね~忘れてた(笑)」 と。
私はそれを聞いて後でこっそり捨ててしまったのです。
母のそれまでの苦労を思うと父が嫌で堪らなかったので。
そして後に父が他界したことを相続の手続きをする弁護士から知らされました。(相続放棄しちゃいましたが・・・)
二度と会うことはなく、会うつもりもなくいましたが写真は嫌でも取っておくべきだったのかな・・・今でも答えは出ません。
朝からこんな話ですみません。
ちなみに今一番捨てたいのは「雪」です(笑)
家の前2メートルほどに積まれた雪の壁・・・
なのに毎日降ります。泣きたい!(´;ω;`)
広島の整理収納アドバイザーのakikoです。
先日は、いろいろありがとうございました。
毎日ブログを楽しみに拝見させていただいています。今日の安東さんの記事を私のブログにリンクさせていただきました。これからもブログ楽しみにしています♪
昨日の人形の件、ご回答ありがとうございました。色々な片付けを手がけている先生が、処分される方も多いと教えて下さったので本当にホッとしました。供養も必ずしもしなければならないものではないんですね。
先生は大阪で講演はならさないですか?ファンとして待ってますので是非来て下さい。
我が家は賃貸のアパートなのでいつも母と先生の出てるテレビを見ながら、いいなぁ羨ましいねと言いながらみてました(*^。^*)
今年になって先生のブログを見つけて、本とブログを参考にしながら押入れから整理始めることができました、先生のおかげで私でもどうにかできるかもしれないです先生ありがとうございますヽ(^o^)丿
今悩んでるのは家の押入れ奥行きが84cmぐらいなんですが無印のケースをどう使うと無駄なスペースなくせるか考え中です(+o+)
私も、一時期捨てるブーム?があり、たくさん捨てて、スッキリはしました。
でも、子供が今年少なんですが、幼稚園の制作した物、、、これも写真に残し、捨てるとよく耳にしますが、私は捨てれそうにありません(*_*)
特に、まめに、成長記録を写真やビデオに撮ってない後ろめたさもあり、ミニチュアとかに作り治し、とっておこうかなぁと思ってます(できるかどうかが問題ですが(*_*))
うちは、母がそういうのをとっておいてなかったので、(私が次女だからと、写真もあまりないんです)寂しく感じてきたので、子供には、ちょっと手をかけて、とっておいてあげたいなぁと思います。
なので、思い出は大切にすると言う考えも聞けて、ホッとしました。
>さくらさんへ
いえいえ ありがとうございます(´∀`*)ポッ
「お気に入りは、代わりのお気に入りが出るまで置いて置こうと思いました。」
それ!!!すごくいいアイデアです!!!
>ひなもっこさんへ
☆特別☆が母の世代よりきっと少ないですよね、私たちの世代(´・ω・`)
モノが溢れていますものね・・・
>あららさん~
そうなんですか・・・・・
なんてお返事していいのか、すごく迷っています。
あららさんが今おいくつなのかはわかりませんが、
その写真を見つけた時は、お母様が苦労されているのをわかっていただけに…
あららさんが写真を捨てたことは、避けることができなかった行動だと思います。
ですから答えは出ています。
今はお母様を大切に・・・
>広島の整理収納アドバイザー☆akikoさんへ
わーありがとうございます(´∀`*)ポッ
Akikoさんも お片づけ頑張ってください!!!!
>つーやんさんへ
大阪~ 何か計画してください!!!
人数がまとまったら 伺えるのに~(^^ゞ
>水月さんへ
ありがとうございます(^^ゞ
押入れですが、無印は奥行きが65センチが最高ですので、ホームセンターで74~75センチのサイズを!!!
またネットでも安いところがありますので探してみてください。
その時は送料に気をつけて!
>ショコラティエさんへ
子どもの作品は、必ず本人に確認して処分しないといけません!
私も 幼稚園の時 どんな絵を書いていたのか・・・見たいと思う時がありますもん(^^ゞ
安東先生、こんにちは!
私も去年断捨離しましたが、どうしても手放せないものがたくさん残っています。
それらは飾るわけでも、使うわけでもないけれど、ずっと手元に置いておきたい、私にはとても大切なものです。
断捨離しても手放せなかったものなので、今は宝箱を作って、その中に仕舞ってあります。
自分以外の人から見たら、なんじゃこりゃ?と思うようなものでも、大事なんですよね(^^;
先生は捨てられないものをどのように保管されているのでしょうか?
ぜひ参考にしたいです。
いつも先生のブログをコッソリと拝見していて、沢山勉強させていただいてました。始めてコメントを書かせていただきます。
私の母は7年前に病気で亡くなりました。まだ20代半ばだった私は何も親孝行が出来ずに後悔と悲しみのどん底でした。いまだに遺品整理もほとんど出来ずにいます。母の使っていた財布、携帯、メガネなどは母が生前に使っていた木箱にしまい仏壇においています。そろそろ整理しないとな…と思いつつ中々出来ず…。でも先生のブログを読んで無理に気持ちに整理をつけなくてもいいのかなと思うようになりました。思いでは胸の中に…勿論あります!でもやはり触って思い出したい時がまだまだあります。自然に、もう整理しよう!と思えるまでそばにおいていてもいいかなと。断捨離も素敵な事だと思いますが、自分の気持ちに無理しない事が一番いいかなと思えました。先生ありがとう!
お客様のお心を汲んで 思い出の家具を処分する事なくお片付けされた先生は やはり素晴らしいと思いました。
昨日のコメントを紹介して頂き 気恥ずかしいやらうれしいやら びっくりすっるやらでした。
書く時はキーを押すのに必死でしたが 改めて客観的に読んで 胸に込み上げて来るものがあり涙が溢れ出ました。
大切な人・・・・ 実は父ではなく 3人の子を残し30代でこの世を去った夫なのです。
何年も現実を受け入れられませんでした。 押入れの積み重ねた布団の間に頭を突っ込んで 気が狂ったように わめき叫ぶのが日課でした。
そうでもしないと 本当に狂ってしまうのではないかと思う程の辛さでした。死を受け入れ乗り越えるって こんなに大変なものなんだと実感しました。
ですから 御家族の想い 亡き人への想いを大切にされる先生の整理収納に共感を覚えます。
今日はちょっと湿っぽくなってしまいました。
もう今は りっぱ?ではないにしても皆成人しております。
>達己さんへ
こんばんは~達巳さん!
保管方法!!ppケースに入れたり、モノのよっては違うかな?
子どものモノもありますし。
なんせ5人ですから。アルバムもその分ありますしね。
なるべくスペース取らないように整理しています(^^ゞ
>月あかりさんへ
ワタクシ 今日 お昼寝しました~~~ヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘ
昨日 遅かったのでですね~
でも月あかりさんって、文章がお上手!!
ワタクシも 今宵はこのくらいで(^^ゞ
>なおさんへ
はじめまして~です!!!
コッソリと…大爆笑ですヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)
コメントもこれからドンドンどうぞ!!
さて、お母様の遺品。
なおさん~私と似ていますね(´∀`*)ポッ
私も財布・時計・メガネは仏壇の中に入れています。
他にもありますけど!!!
私も思い出は胸の中にあります。
でも 触ったりしますものね。
ティムタムさん・・・
コメント頂いてすぐに読み始めたのですが、途中で止めました。
涙が出そうになってしまい夫も子どももいたので、一人になって読ませていただこうと。
私 信じられません。いつものティムタムさんの楽しいコメントを思うと、とてもそんなお辛いことがあったとは。
油絵用の木製の画材入れはご主人様のものだったのですね。
もう何と申し上げてよいのか・・・わかりません。
ティムタムさんと何回かのコメントのやり取りの中で、離れていてもなぜか不思議と親近感が湧きました。ジーンときたり、大笑いをしたりと。
ですから「押入れの積み重ねた布団の間に頭を突っ込んで 気が狂ったように わめき叫ぶのが日課でした。」
そのお姿が目に浮かび、私も泣いてしまいました。
3人のお子様を育てあげられたティムタムさんは、本当に凄い方です。
私も2年前に年老いた母を亡くした後、母が使っていた部屋、そしてベッドを見る度に涙が出るし、運転していても涙が出て慌ててサングラスをすることがありました。
年老いた母ですらそうなった私です。
ましてや30代のご主人様を亡くされた時のティムタムさんのお気持ちを考えると、本当に何と申し上げていいのかわかりません。
そして今日のお返事も何と締めくくっていいのかもわかりません。
頑張ってください!なんて言葉も書けません。
だってティムタムさんは、今までずっと頑張ってこられたのですから。
>安東英子さんへ
返信に困る様な内容を書き込んでしまい申し訳ありません。そのまま父という事にしようと迷った末の結論でした。
今はもう全然大丈夫ですので どうかお気になさらずに(^-^)
いろんな試練を乗り越えて人は成長していくのですから。 義母の事も 私を成長させてくれた人と思ってます。
先生もお母様を亡くし辛い経験をされ より以上に残された御家族の気持ちもわかり お仕事で生かされているのではと思います。
ランキング1位のブログに 私の想いを取り上げて頂いてとってもうれしです。これが大勢の方の目に触れるのかと思うと緊張もしました。こう見えて私とっても小心者。初コメの時、投稿クリックの際 マウスを持つ手が震えた位です。
― 残念なお知らせ ―
多分私の方がずーっと若いと思います。(ニャハッハー)
1番下のお子さんが24歳でしたよね。
うちは21です。しかも3人しかいません。
でもご安心ください。
写真を見る限り 先生の方がお若い(^v^)
しかも 「I T 化」 にしっかり着いていってる。
私?デジカメ使えない ビデオ予約出来ない オーブンレンジ買い変えてから温めしか使った事ない パソコンもこれがやっと・・・
若いかそうでないかは 単に数字だけでは表せないですよ。
さぁーて今日は天気も良いし 「おやき」でも買いに行こうっと。甘いもの大好きなんです。
これで 都道府県 決まり!ですね。
先生のお陰で色んなことを考えるきっかけをいただいています。
ありがとうございます^^
私にも捨てられないものがあります。
祖母の家から持ってきた食器数点。
ほとんど使うことは無いのですが、
昔風の厳しくて愛情深い祖母のことを忘れたくないからです。
彼女の指輪、腕時計、
とても小さくて使えるものではないのですが
残してあります。
祖母が作ってくれた七五三の着物。
帯、髪飾りのセットまで。
シミがあり、とても使えるものではないのですが^^;
亡くなった父の手帳。
めったに見ることは無いのですが
父の字と分かる筆跡に色んな想いがこみ上げます。
私の夫の実家は広いことも手伝って色んなものが沢山あります。
夫の幼稚園の作品も残っていて、いつだったかみんなで見て笑ったり、感心したり楽しく見ました。
きっと母の宝物なんだろうなって思います。
数年前、夫の父から『あんたに見せたいものがある』と古い手紙を2通渡されました。
筆跡ですぐに父からのものだと分かりました。
私たちの結婚が決まった時に夫の父へ宛てたものでした。
そこには、私には言わなかった父の想いが残っており
『娘は我侭ですが、とても優しい娘です。
よろしくお願いします』とありました。
20歳で結婚する私をどれ程心配したのだろうと
父の想いに触れ、読みながら泣いてしまいました。
結婚して20年以上たち、
父が亡くなって10年以上もたってから
夫の父が『いつか見せようと取っておいたんだ』と見せてくれました。
私にとっての宝物になりうるものが
20年以上も前から夫の実家にありました。
私自身は父とやりとりした手紙は
思い出したくない辛いことが思い浮かぶので
ほとんど処分してしまいました。
読み直せば読み直すほど悲しくなるので
全部まとめて処分してました。
夫の父がとっておいてくれた手紙から
父の愛情を改めて確認することが出来ました。
『いつの日か誰かの慰めになる』
物にはそんな力もあるのだと言うことを考えながら
残すことも必要なんだと思いました。
>たみすけさんへ
コメントを拝見させていただき、何とも言えない感情が湧き上がりました。
本当に感動しました。ドラマのようです。
みえぽむさんのお父様も素晴らしい方です。
そして大切に保管されていた義父様も!
たみすけさん、こんなに大事なお話・・・コメントして頂きありがとうございます。
安東先生大変遅くなりましたがアドバイスありがとうございます。
引っ越しも考えてるので無印がいいかと思ってました(*^。^*)
母がもう長くないので早く家を綺麗にしてあげたいので頑張ります。
>水月さんへ
え・・・そうなんですか・・・
お母様の為にも精一杯・・・・・
最近ブログランキングから先生の事を知りブログを読ませていただいてました。
前の日記にコメントを入れてすみません(´-∀-`;)
お部屋大変身から始まり、私のお部屋片づけのモチベーションを上げ、本を買って片付けの順番も守り天袋や押し入れから・・・
30歳を過ぎて直ぐに3人の子供を抱えての離婚でした。
ずっとの団地住まい・・・
この何週間か前まで結婚してから買った『美しい部屋』が結構ありました。
この日のブログを先に読んでいたら捨てなかったかも・・・
でも・・・私にも捨てられない品が有ります。
22歳で他界した長男の遺品です。
10年を過ぎ、やっと気持ちに落ち着きも出来ましたが、他界する前の1年間独り暮らしをしてた時に使っていた家具です。
そしてこの大掃除で捨てようとした、天袋に仕舞ったままになっていたドラムのセット。
全部組み立てをばらしているので天袋に収まっていますが、かなりの場所をしめています。
長男が高校の時に使っていたもの。
さすがにドラムセットはもう処分しようかと次男に言うと、次男が置いておいて欲しいと・・・そしてその時に見つけたもう一つの遺品
長男が他界した時に当時高校1年だった次男が、長男の乗っていた車を自分が大人になったら乗るんだから処分しないで・・・って言っていたけど、残しておける程小さなものではないし、管理費もかかるし・・・で結局処分しました。
その時に車屋さんに頼んで外して貰った車のハンドル・・・ドラムと一緒に次男が保管していたんです。
子供に先立たれる辛さ・・・
当時の事がまるで抜け落ちたように思いだせないぐらいに、ただ茫然と過ごしていたように思います。
友達から言われた『お母さん・・僕も子供だよ・・って言う悲しい目で次男がお母さんを見てるよ』の言葉に我に返ったのを覚えています。
確かに大きな遺品だけど、私だけの思い出ではなく、次男にとっても長男の大切な思い出の品・・・本当に処分しなくって良かったです。
先生のブログや本のおかげで、ぎゅうぎゅうだった天袋や押し入れにゆとりが出来、狭い団地でも今は悠々と天袋でドラムセットが保存出来ています。
初めてのコメントに、無駄に長くなってすみませんでした。